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このブログは福田文庫の読書と創作と喫茶と煙草……その他諸々に満ちた仮初の輝かしい毎日を書きなぐったブログであります。一つ、お手柔らかにお願い致します……
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『依存』
(幻冬舎文庫)
西澤 保彦
個人的評価/80点
内容/
安槻大に通う千暁ら仲間七人は白井教授宅に招かれ、そこで初めて教授が最近、長年連れ添った妻と離婚し、再婚したことを知る。新妻はまだ三十代で若々しく妖しい魅力をたたえていた。彼女を見て千暁は青ざめた。「あの人は、ぼくの実の母なんだ。ぼくには彼女に殺された双子の兄がいた」衝撃の告白で幕を開ける、容赦なき愛と欲望の犯罪劇。
 
 
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edogawa.jpg『江戸川乱歩の推理教室』
(光文社文庫)
ミステリー文学資料館=編
個人的評価/60点
内容/
ミステリー小説の楽しさの一つに、「犯人当て」がある。張り巡らされた伏線を丁寧に読み解き、犯人を推理する醍醐味は格別だ。この本では、江戸川乱歩が関わった「犯人当て小説企画」からセレクトした短編を収録。ミステリーの名手が趣向を凝らして作り上げた「挑戦状」。
081216_015917.JPG『ミステリイ・カクテル(推理小説トリックのすべて)』(講談社)
渡辺 剣次(著)
個人的評価/70点

 大学からずっと利用している古本屋は、ミステリに重点を置いた品揃えで、だからこそ今でも通いつめているのだが、卒論を書いた時には殊にお世話になった。
 店の店主(店員からは社長と呼ばれている)がミステリ好きなので、大学生の時には果敢に話かけたりもした。今でもたまに少し言葉を交わすが、カウンターで会計をしているときにあるものを見つけると、今でも初めて話しかけた時のことを思い出す。
 それはカウンターの横に置かれた本棚に吊るされていた。ビニールに覆われた中身は生原稿で、多少癖のある文字を目で追っていくと、そこには「都築 道夫」と書かれている。大御所だ。思わず尋ねる。
「生原稿、初めて見ました」
「あ、これ? 買う?」
 ビニールに貼られた値札は二万五千円。とてもじゃないが、手が出ない。千五百円とお値打ちの甲賀三郎の古書だって買わない自分には、手が出る道理がない。
「いや、高くて買えないですね」
「良い値段設定でしょ?」
 どこか自慢げに社長は続けた。
「本当はね、売る気ないのさ。でも、五十万とか付けると売る気ないのバレバレじゃない? だからこの微妙な値段」
「もし二万五千円持ってきたらどうするんですか?」
「どうしようね~」
 聞かれて困った。そのあと、某大学のミステリ研究会はいきなり来てまとめて古典ミステリを買い占めていったが、あんなことするのは社長室の本棚に百科事典を並べるのと大差ないとか、そんな話を聞いてから店を後にした。
 古本屋の社長がどういった対策を講じているのかは結局聞けずじまいだったが、今でも会計の時に余所見をすると、丁重に奉られた生原稿を確認出来る。
 そんな古本屋で見つけたのが本書だった。こういうミステリ関連の書籍を読んでいると、卒論の中間報告でいきなり戦争未亡人からミステリにテーマを変更したは良いが、四苦八苦していた頃を思い出す。まぁ、そんな話はどうでも良いのだが……
top_img.jpg 忠臣蔵である。
 珍しく今日は旬な話題で攻めていこうと思う。そう思うのも先ほどまで『忠臣蔵 音無しの剣』を見ていたからだ。
 個人的には忠臣蔵は昔好きだった。討ち入りって格好良いじゃないですか? あと新撰組とかも好きでした。粛清って格好良いじゃないですか?
 それにしても今年の忠臣蔵は凄かった。何が凄いってまず、主人公が赤穂浪士ではないんですね。それどころか架空の人物。しかも討ち入りへの加担の理由が惚れた女の為……格好良いじゃないですか? テレビ朝日は江戸時代のカサブランカというべき大人のラブストーリーと申しておりますが、正直それほど複雑な感情はなかった気が……
 
ufooodori.jpg『UFO大通り』(講談社ノベルス)
島田 荘司(著)
個人的評価/80点

あらすじ
鎌倉の閑静な住宅街で起きた殺人事件。被害者は、白いシーツを全身に巻かれたうえ、フルフェイスのヘルメットをかぶり死んでいた…。時を同じくし、事件があった家の二軒隣に住むお娑さんが、自宅前の道をUFOが通過し、裏山で宇宙人が戦争を始めた、と吹聴し始めた。目撃されたUFOと奇妙な殺人事件との関係に、御手洗潔が迫る。

 


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プロフィール
HN:
福田 文庫(フクダ ブンコ)
年齢:
40
性別:
非公開
誕生日:
1984/06/25
職業:
契約社員
趣味:
コーヒー生豆を炒る
自己紹介:
 24歳、独身。人形のゴジラと二人暮し。契約社員で素人作家。どうしてもっと人の心を動かすものを俺は書けないんだろう。いつも悩んでいる……ただの筋少ファン。
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