このブログは福田文庫の読書と創作と喫茶と煙草……その他諸々に満ちた仮初の輝かしい毎日を書きなぐったブログであります。一つ、お手柔らかにお願い致します……
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 勿論、初代ではなく三世である。 私は原作は一冊しか読んだことがないし、テレビシリーズもあまり真面目に見たこともないビギナーである。まぁ、テレビスペシャルは一応全部見た……気がする。劇場版もまた然りであろうか。 巷ではよく、最高傑作を巡ってもめたりもする。カリオストロの城を推す声があれば、あれは監督の色が強すぎてルパンではないという非難が上がるが、不思議とじゃあアンチカリオストロ派が何を推すかと言えば、あまり出てこない。多分、テレビシリーズの「さらば愛しきルパンよ」とかかなとか思ったりするが、定かではない。 このことから私見を言うに、ルパンというのは完璧がない作品なのだと思う。ある意味では、国民的アニメなのだが、どちらかと言うと国民的ヒーローであって、国民的アニメではないと思うのだ。 多分だが、日本の男はみんな多かれ少なかれルパンの持つ男の魅力が好きなはずである。ダーティな一面とそれを覆い隠す普段の三枚目……これだけで非常に日本的キャラだと思う。日本人はとてもひねくれているから、ただすごい強いとかとにかく終始二枚目というキャラでは物足りなく思う傾向が強い気がする。だから私は親日派のジャッキーの映画にはNGシーンがあって然りだと思うんだよ。 とにかくまぁ、ルパンの話は尽きないが、今回はつい先日のテレビスペシャルを見て思ったことを書きたくてキーを叩いている。『ルパン三世 sweet lost night 〜魔法のランプは悪夢の予感〜 』ね。 作品自体はまぁまぁである。視聴率もまぁまぁだったみたいだし。唯一評価出来る点は久々にゲストヒロイン(以後、勝手にルパンガールと呼称)が可愛かったということだろうか。あと、最近の不二子は本当にただのくそったれな気がしてならない。 とまぁ、前置きは長くなったが、本題はこれだ。ルパンガールである。テレビシリーズでも結構、映画とスペシャルでは必ず出てくると思うルパンガール。これが私の楽しみの一つなのである。 思うに、ルパンガールは我々視聴者の代わりのような存在、スパロボでいう主人公みたいな存在な気がしてならない。これは男の私でも思うことで、結局ルパンの登場キャラは基本的に固定であり、しかもみんな超人的な能力を有した共感を得るようなタイプのキャラではない。そこにおいて、もっとも凡人かつルパン達と深く関われるのがゲストキャラ、即ちルパンガールであり、我々は彼女たちを通じてルパン一味と冒険が出来るのだと思う。 だから、個人的に良いルパンガールというのは、 一つ、可愛いこと。これは意外と大事。特にFF7でクラウドの名前まで自分の名前に変えてプレイした私としては自分の分身が可愛いことは重要なポイントである。 二つ、ルパンに惚れる。もしくは惚れられること。これも大事。五ェ門や次元も好きだし、彼らと絡むルパンガールもいるけれど、やはり私はルパンが良いのだ。より深く絡むには惚れるか惚れられるしかない。 三つ、キスくらいして欲しい。これも大事。言わば、ルパンガールを通じて作品の仮想体験という楽しみ方をしている私にとって、これは一つのゴールである。別に私がルパンとキスしたいんじゃなくて、ルパンガールとしてはキスがゴールだと思いたい。 こんな三点を踏まえて、劇場版とテレビスペシャルのルパンガールを評価していきたいが、何分記憶が曖昧なのもあるので悪しからず。 では劇場版からということで、『ルパンVS複製人間』であるが、これはルパンガールが出てこないのでパス。 二作目は『カリオストロの城』で、言うまでもなくヒロインはクラリス。 でもこの人はメジャーだし、ファンも多いし、ビギナーの人間が何を言っても無駄だし、おまけにあんまり好きじゃないのでやはりパス。 三作目は『バビロンの黄金伝説』でロゼッタである。 何かバビロンに関係している宇宙人だったかなんか。普段は婆さんの格好しているが、実は美人な感じだった。はっきり言って、0点である。まず普段が婆さんという時点でいかん。あとストーリーのオチ的なキャラであり、ルパンとの絡みは多くないし、深くない。 四作目『風魔一族の陰謀』で墨縄紫。 五ェ門の許婚で、結婚式までしている。いや、うやむやになったのか? そこら辺は定かではないが、年齢的には十代か二十代前半くらいであんまり釣り合ってない。ただ、敵に操られた五ェ門に切られたシーンとラストの「待っててあげないからね」は悪くない。 とは言え、ルパンとの絡みはそれほどでもないので30点くらいか。 五作目『くたばれ!ノストラダムス』でジュリア。 声優が安達祐実。またもや年齢が低めで、子供とルパンの絡みがあんまり好きじゃない私としては評価が低い。あと金持ちおじょうちゃんが徐々に素直になっていき……みたいな流れも好きじゃない私としてはやはりマイナス要因。よって10点。 六作目『DEAD OR ALIVE』でオーリエンダー。 ルパンの元に囮捜査しにくる女性捜査官という設定は良い。この作品は作画がそれまでとかなり差があって初見ではあんまり好きではなかったが、話自体は面白いので何度か見た記憶があある。 しかしやはり女性の画もあんまり好きになれず、あとこの人は他に好きな人もいたりするので、まぁ50点くらいか。 次からスペシャル版で、『バイバイ・リバティー・危機一髪!』のイザベル。 この人は天才科学者で組織のナンバー2で子持ちで未亡人という肩書きの多い女性。おまけに子供がいるのにすぐに男に言い寄る……というか、五ェ門狙いであった。どう見ても良い様に利用している風にしか見えず、最後は死んでしまうのだが、息子に死んだ旦那が五ェ門に似てるという件は非常にうそ臭く、子供が浮かばれない気がした。という感じでこの人はもう0点だよ。 スペシャル二作目。『ヘミングウェイ・ペーパーの謎』でマリア。 これは何か兄さんの敵だったかを取りたいヒロインで、自分でも戦うしルパンとの絡みも非常に良い。バーを経営してるのだが、ジュークボックスを使って危機を脱するシーンと、ラストのキスシーンは素晴らしい。馬に乗り去っていくルパンに指で「バーン……」ていうとこは、少しやり過ぎかとも思うが、まぁそれでも全体的によく出来てるので良しとする。点数は70点。個人的な評価としては、自分で少し戦いすぎなのが仇となった気がしないでもない。 スペシャル三作目は『ナポレオンの辞書を奪え』で木戸千恵子。 この人は銭形とのキスシーン……と思いきや変装したルパンだったし、ルパンに惚れるような件はあるんだけど、何だか非常に印象が薄い人。ヘリ操縦したり結構な活躍すんだけど全く記憶に残らないヒロイン。なので0点。 四作目は『ロシアより愛をこめて』でジュディ・スコット。 ロマノフ王朝の四女だった……気がする。かなりの行動派でルパンと不二子を立て続けに欺き、終いには五ェ門をゲットするという見事な活躍ぶりを見せるし、サービスシーンもしっかり魅せたりと、ルパンガールとしては十分な活躍をしてみせるが、いかんせん気づいたら五ェ門とくっ付いていたのでなんとも言えない。この人はイザベルほどアレではないが、それでもやはり何で五ェ門なんだろうか? という疑問は残る。活躍はあるので50点はやってもいい。 五作目『ルパン暗殺指令』のカレン・クオリスキー。 教授で潜水艦「イワノフ」を操縦出来るというスキルに加えて、親父を次元に殺された(と思い込んでいる)過去を持つ女性。女嫌いの次元がヒロインと絡んだ唯一のスペシャルかもしれない。 ルパンじゃないから点数は引きたいが、次元という珍しさ。あと、別に強くない普通の人という設定。それに次元に銃の手ほどきを受けるシーンとラストで死んだ彼女の手で次元が起爆スイッチを押させるシーンなんかはかなり良い。60点。 六作目は『燃えよ斬鉄剣』で桔梗。 これまた五ェ門のターンである。まぁ、タイトルからしてそうなんだけど。 桔梗は五ェ門と同門かつ幼馴染でしかもくのいちというかなりハイスペックな設定を持ちながら、残念な作画のせいで肩書きの十分の一も魅力を発揮できていない残念なキャラ。しかも五ェ門裏切るし、刺すし、最後まで心入れ替えないし、死ぬしでもう最悪。こいつは0点。 七作目『ハリマオの財宝を追え!!』でダイアナ。 この作品はかなり面白かった記憶がある。ストーリー自体も悪くないし、何といってもダイアナのお爺ちゃんで007のモデルでもある元諜報員のアーチャーが格好いい。ラストシーンでアーチャーは宝を積んだ潜水艦と共に沈んでいくのだが、その潜水艦に向かってルパンが「チェック……メイト!」と叫ぶシーンはかなり気に入っている。 こんな感じでルパンガールよりもお爺ちゃんが活躍するので、印象は薄い。一応、ルパンとの絡みもちゃんとあるし可愛いルパンガールだが……55点くらいが妥当か? 八作目は『トワイライト☆ジェミニの秘密』でララ。 砂漠の部族の娘でルパンと割としっかり絡んだ気がするが、この作品はスペシャルの中でも異常なまでにサービスシーンが多く、もう何か不二子は全裸のバーゲンセールと言わんばかりに脱いでいるし縛られていて彼女の影が薄い。ルパンと一緒に仲良く蟻地獄に落ちるとこと、水浴びしてるとこが良いシーンかな。 あとこのヒロインもボスに最後の最後で強引に服引き裂かれて露出するんですが、まぁ本当にそんなシーンばっかりしか印象に残らないので55点か。 と、よく考えたらスペシャル版は非常に多く二十作品もあるので後は割愛するが、『愛のダ・カーポ』のトレジャーハンターであるロザリアと今回の『sweet lost night 〜魔法のランプは悪夢の予感〜 』のドリューはかなり良い線を言っていると思う。 特に今回のドリューは見た目とルパンとの絡みは非常に良かった。しかしながら、いかんせんストーリーが稀に見る詰まらなさ、結局戦争が悪いんだという下らんテーマなどのせいで、単純悪のいないストーリーのせいでヒロインが映えなかったのが残念でならない。 この二名が80点で現時点ではトップな気がする。ストーリーとしてはロザリアの方が恵まれているが、ルパンとの絡みはドリューが上である。一位が二人なんで三位は『ヘミングウェイ・ペーパーの謎』のマリア。こんな感じである。 PR ![]() ![]() |
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プロフィール
HN:
福田 文庫(フクダ ブンコ)
年齢:
40
性別:
非公開
誕生日:
1984/06/25
職業:
契約社員
趣味:
コーヒー生豆を炒る
自己紹介:
24歳、独身。人形のゴジラと二人暮し。契約社員で素人作家。どうしてもっと人の心を動かすものを俺は書けないんだろう。いつも悩んでいる……ただの筋少ファン。
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