このブログは福田文庫の読書と創作と喫茶と煙草……その他諸々に満ちた仮初の輝かしい毎日を書きなぐったブログであります。一つ、お手柔らかにお願い致します……
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 著者名/歌野 晶午 出版社/講談社 個人的評価/45点 内容/ “頭狂人”“044APD”“aXe”“ザンギャ君”“伴道全教授”。奇妙なニックネームをもつ5人がインターネット上で殺人推理ゲームの出題をしあっている。密室、アリバイ崩し、ダイイングメッセージ、犯人当てなどなど。ただし、ここで語られる殺人はすべて、現実に発生していた。出題者の手で実行ずみなのである…。茫然自失のラストまでページをめくる手がとまらない、歌野本格の粋。 要約/ 設定こそ変わっているものの、登場人物やストーリーに著しく魅力がない。
異色の設定も慣れてしまえば、ただの緊迫感に欠けた叙述ミステリに過ぎず、おまけに作者は最終章で作品全体の評価を貶めるラストを用意してしまった。 個別で評価した時に、好みのトリックがあるかないかで本書の評価は分かれる。 著者名/米澤 穂信 出版社/東京創元社 個人的評価/85点 内容/ ぼくは思わず苦笑する。去年の夏休みに別れたというのに、何だかまた、小佐内さんと向き合っているような気がする。ぼくと小佐内さんの間にあるのが、極上の甘いものをのせた皿か、連続放火事件かという違いはあるけれど…ほんの少しずつ、しかし確実にエスカレートしてゆく連続放火事件に対し、ついに小鳩君は本格的に推理を巡らし始める。小鳩君と小佐内さんの再会はいつ―。(下巻より) 要約/ 小鳩君と小山内さんのコンビに対する前作からの期待をも凌駕するほどの事件ではない推理パートと、これまた個人的には若干の不満を残す二人のそれから。
不満ばかりが先行するが、ミッシングリンクのミステリに対するアンチ的な展開と上巻に挿入された二つの日常派事件はなかなか素晴らしい。 著者名/剣持 鷹士 出版社/創元推理文庫 個人的評価/30点 内容/ 開業を夢見る若き弁護士の僕は法律事務所に勤めている。人の数だけドラマがある、ましてや弁護士に持ち込むのだから、というわけでもなかろうが、ともすれば理解に苦しむ依頼にぶつかる。こういう場合に重宝なのが友人のコーキで、彼の端倪すべからざる推理力には高校時代から舌を巻くばかり。あきらめがいいんだか悪いんだか判然としない客のことも、飲みながら話すうちに…!第一回創元推理短編賞受賞。 要約/ 法学部卒の作者が弁護士を主人公に描いた、弁護士的日常派ミステリ。 何よりも主人公の性格が承服しかねる作品。事件も地味で、主人公の性格も見えてこない上に時折覗かせる性格は描写不足なのか悪い。 推理小説に名探偵のカタルシスを望む方には絶対お勧め出来ない一冊。個人的には本書を敢えて読む理由が何一つ見出せない。 |
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プロフィール
HN:
福田 文庫(フクダ ブンコ)
年齢:
40
性別:
非公開
誕生日:
1984/06/25
職業:
契約社員
趣味:
コーヒー生豆を炒る
自己紹介:
24歳、独身。人形のゴジラと二人暮し。契約社員で素人作家。どうしてもっと人の心を動かすものを俺は書けないんだろう。いつも悩んでいる……ただの筋少ファン。
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