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mi.jpg題名/『密室殺人ゲーム王手飛車取り』
著者名/歌野 晶午
出版社/講談社
個人的評価/45点

内容/
“頭狂人”“044APD”“aXe”“ザンギャ君”“伴道全教授”。奇妙なニックネームをもつ5人がインターネット上で殺人推理ゲームの出題をしあっている。密室、アリバイ崩し、ダイイングメッセージ、犯人当てなどなど。ただし、ここで語られる殺人はすべて、現実に発生していた。出題者の手で実行ずみなのである…。茫然自失のラストまでページをめくる手がとまらない、歌野本格の粋。
要約/
設定こそ変わっているものの、登場人物やストーリーに著しく魅力がない。
異色の設定も慣れてしまえば、ただの緊迫感に欠けた叙述ミステリに過ぎず、おまけに作者は最終章で作品全体の評価を貶めるラストを用意してしまった。
個別で評価した時に、好みのトリックがあるかないかで本書の評価は分かれる。


 続編なのかどうかはよく分からないが、それらしい本が刊行されたので書評でもしてみようかとパラパラ再読してみました。
 読み返すのが最近になればなるほど、この本の大きな一つの目玉でもある特殊性は、印象が薄く平凡なものへとなっていく現状を果たしてどう考えたら良いものかというのが、再読した上での感想である。
 早い話、この作品は実際に起きた殺人をネット上で推理する5名の人物からなる話ですが、実はこの5人は自分たちで殺人を起こしているという点が前述した特殊性。前書きで作者は88年に思いついたが、その時にはあまりにふざけた話だから書かなかったといった趣旨の発現をしているが、この点は賢明かと思う。もし仮にその時点で書いていれば、岡嶋二人の『クラインの壺』みたいな雰囲気になってしまったのではないかと思う。個人的な意見だから、反論は大いにあろうが。
 そして現在では決してこの作品のプロットは決して絵空事の話という訳ではなくなってきたので発表に踏み切ったのだろう。確かに読んでいて、それほど違和感はない。倫理観の欠如した5人も決して活字の向こうにいるフィクションの人物というよりは、ネットのどこかにいる変人奇人という程度の距離感しか感じない。彼らの起こす事件も、ミステリとしての評価は個別に行っていくが、全体を通じてそれほど破綻が無い。言い方は悪いが、頑張れば俺たちでも出来るという現実感があるのも発表を遅らせた故の成果ではないか。まぁ、最後の事件(?)と最初の「aXe」が起こす連続殺傷事件は多少頑張りすぎな気もした。他のメンバーにももっとサクサク殺せと文句を言われるくらい長期に渡った点には一定のリアリティを感じたが。

 それでは個別の書評に移ります。ここから先には若干のネタバレを含みますので、未読の方は避けてお通り下さい。


 Q1 次は誰を殺しますか?

 前述したaXeが出題する問題。
 連続殺傷事件であり、aXeが犯行現場にも証拠やら暗号なんかを残している。
 本作の中では一番暗号的であり、個人的には面白くないものであった。読者にとってはトップバッターということだから(実際には彼らにとって本書の殺人は初めてではないので手馴れている)取っ付きにくいというものもあるのかもしれないが、現場に動物という共通点を残している時点で嫌でも十二支を思い浮かべるのは、推理小説好きにとっては定石である。そして実際にその通りなのだ。確かに若干の工夫はある。時計を利用した殺人の進行や、干支に関するぼかしがそれだ。キティちゃん好きのベトナム人と鏡餅を売る露天商の二人が被害者に上がるのだが、これはネタを明かすと、ベトナムでは兎ではなく猫が干支で、鏡餅はその形がとぐろを巻いた蛇に例えられるというものだが、こうした目先を変えただけの難易度は当方、大嫌いである。知識量の差で、ミステリの難易度が変わってはならない。それは情報がフェアに読者へと公開される本格ミステリの趣旨と反するからだ。
 だが、こうした問題を、本書の設定はクリア出来ると私は読後に思ったのだ。実際登場人物もネットで検索して、上記の事実を知る訳だが、本書の読者も分からないことはどんどんネットで検索すべきなのである。こう言えるのは本書の特殊性であって、通常の本格ミステリにはこれに当たらない。つまり、本格ミステリの前提としてある、読者と探偵の立場を常に対等にするというものを考えた時、私たちはパソコンの前に座るべきなのだ。架空の殺人現場は見に行けないし、遺留品などを手にとって見ることは出来ない。だから、本格ミステリでは「よく調べたら隠し扉がありました、警部」とか「この遺留品にはよく見ると名前が書いてある」とかを後から言ってはいけないのだが、本書は単純な知識に関してはこうした作中でのフォローに乏しい。普通の作品なら、駄作の一言に尽きるが、本書の特殊性故にこれをクリア出来ると個人的には思った。作者が探偵の立場を読者に近づける(推理に必要な情報の提示の徹底など)ことは一般的だが、読者が進んで近づかなくてはならない作品は珍しい。そういった点は面白いと、後になってみれば思うが、読んでいた時は「そんなことしらねーよ」の一言で切り捨てていた。実際、どう思うかは人によるだろう。

 Q2 推理ゲームの夜は更けて

 ここでは、スケジュールの都合が合わず、実際の殺人ではなくプロットのみを提出する伴道全教授の問題である。
 だが、これは正式には事件にはカウント出来ない。殺していないし、本当にただの鉄道知識のみだからだ。前述したように、本書に限って読者は積極的にネットで知識を集めるべきといったが、この殺人は知識それだけなので、カウントされない。
 この章で重要なのは、各章で書かれる頭狂人の描写なんだろうが、こっちは平行して書くと分かり辛いので省く。

 Q3 生首に聞いてみる?

 今回の出題者はザンギャ君。前章で「怪奇、幻想、不可能と、三拍子揃ったミステリーだ」と煽っただけあって、個人的には一番好きなミステリである。生首を利用する点など、ノスタルジーで良い。この生首の利用法にこそ、今回のトリックの美しさがあり、一度、頭狂人が披露したミスリード通りではこの上なく陳腐なものになってしまっていただろう。
 被害者の発した最後の声の謎と並んで、遺体をいかにして衆人監視の中で運んだかという謎もあるが、こちらは無難なものである。とにかくトリックの奇抜さや分かり易い面白さでは、この章が一番である。タイトルが多少陳腐ではあるが

 Q4 ホーチミン―浜名湖 五千キロの壁

 この問題は前回に失笑を買った、伴道全教授が出題。アリバイ崩しをまたもや用意してきたのだが、教授はメンバーの中では一番面白くない。そしてそれは今回も同じで、個人的にアリバイ崩しに興味がないというだけかもしれないが、やっぱり面白くは無かった。この人はメンバーの誰よりも正体が特定されそうになったりと、色々と爪が甘い人だが、その正体を最後に知った時には、まぁキャラクター性から言って妥当かなとも思ったりした。

 Q5 求道者の密室

 044APDからの問題で密室ものである。
 これもザンギャ君に並ぶ、爽快感のある分かり易いトリックを使った事件であるが、全く個人的な話をするとこの発想は自分も以前に考えて大学の会報で載せたことがあった。044APDとの違いは、この密室トリックを完成させるまでに要した時間である。拙作の犯人はおよそ2週間かけて密室を作り出し、書いている本人も「これは少し無理があるだろうか」と、素人の分際ながら心配したものだが、044APDの期間は遥かに凌ぐ一ヶ月である。これには流石にとも思ったが、この点を可能と思わせるものを作者はちゃんと用意している。事件の舞台は新居の一戸建てなのだ。そして044APDは、この新居に家族が引っ越してきた段階から地道に密室を構築していく。
 言わば逆転の発想からなるこの密室を作り上げた044APDをそのストイックさを評価して求道者という言葉が出てくる訳だが、確かにそうかもしれない。この密室に関して言えば、密室にかける情熱と根性さえあればどうにかなる、犯罪を助長している訳ではないという念を入れてから言うと、誰でも出来る密室である。巧妙な仕掛けや、解き明かすにも頭が痛くなってくる入り組んだ密室が多い中で、こうした頑張れば出来る密室というものは貴重な存在である。

 Q6 究極の犯人当てはこのあとすぐ!

 頭狂人の事件に入る前の雑談タイムみたいな章である。044APDが来ないので、教授がまた性懲りもなくボツネタをみんなに披露して、それが本当にしょうもないトリック(トリックですらないから教授も実行には難があると言ってはいたが)だったので、それを頭狂人がアレンジして更に出題してやっぱりしょうもないという章だ。
 ここの章は044APDがいつまでも来ないという点さえ描ければ良いのであって、きっとトリック云々は単なる作者のサービスなんだろうが、如何せんサービスでも質が悪い。教授が出題する度に作品全体の質が落ちる気がしてならないのだが、残念ながらボツも含めて出題数が一番なのは教授なのである。そう考えると、個人的には登場人物は一人少なくても良かったんじゃないかとさえ思えてくる。
 勿論要らない子は教授だ。この教授はどうも最後の正体も相まって、作者がただ出したかっただけのキャラなんじゃないかと勘ぐってしまう。それくらい、キャラクター性以外に必要性を感じない人である。

 Q7 密室でもなく、アリバイでもなく

 結局、044APDは来ないまま、頭狂人の問題へと入る。この問題は密室といえばそうなのだが、どちらかと言えば、頭狂人の主題は何を目的としたものであるのかという点が問題なのだ。それ故のタイトルという訳だが、この事件もあまり面白くは無かった。そもそも頭狂人の目的は、この作品の独自の設定なくしては意味のないものであるし、それにしてもこのオチは、作中の人間がやってみたいというだけで、小説にして面白い試みであるかと言えばそんなことはない。結局、読み手と作品内の人間とで温度差を感じるオチとなった。
 そしてこの章で、欠席していた044APDの正体と、事件の真相に気付いたザンギャ君と頭狂人の正体も明らかとなる。ただ、これに関してもあまり衝撃といったものは少ない。そもそも正体が分からないというだけで、彼らの日常パートに関しては描写が非常に希薄……というか、主人公的な位置づけにある頭狂人のものが少し挿入されるくらいで他の人物は皆無に等しく、別に彼らの正体が明らかになったからといって驚きがないのは普通である。あらすじで茫然自失のラストと煽っているが、もし仮に人物がみんな頭狂人の家族とかくらいを予想していた自分としては、彼らの正体には何ら興味もなかった。
 作者も仮に本気で、このネット上の殺人者たちの素顔にも一つのポイントを置いていたとすれば、もっと日常パートに広がりを見せるべきであった。正直言って、毎回事件解決の後に入る頭狂人の独白を読んでいれば、何となく予想できるオチであった。

 Q? 誰が彼女を殺しますか? 救えますか?

 そして最後である。恐らく、本書のタイトルはこの頭狂人が最後に出した問題のことではないかと思う。密室で殺人が行われるかもしれないゲーム。しかも状況は王手飛車取りと言うべき状況だ。
 しかし全くもって納得のいかないラストである。茫然自失ではないが、ラストがこれでは何の意味もない本だなと思った。別に、044APDのことを端に発して、関係者がみんな逮捕されるとかそういったものを望んでいた訳でもないが、それにしてもこのオチは好みでない。
 044APDの正体が頭狂人の兄であったことを説明するために、連中は頭狂人の貸し別荘にノコノコやってきて最後の問題が提示される。それは三人が座った席のどれかが起爆装置となっていて、別室で同じく座っている頭狂人の椅子に爆薬が仕込まれているというものだ。ランダムで起爆装置が決まるらしく、誰が起爆装置に座っているかは分からない。どうせ死ぬのは頭狂人だけだという親切設計ながらに人殺しの三人はオドオドする始末……
 何度も言うが、この章は本当に面白くない。最後で全てを台無しにしたと言っても良い。結局、本当にイカれた人間は頭狂人だけで、後の人間はマトモだったとでも言いたいのだろうか。それとも丁寧に読み拾えば、この問題がフェイクであると分かる仕組みでもあるんだろうか。どちらにせよ、こんなオチを最後に付けて、作品をただの月並みレベルの事件を並べた短編集に落とした作者の意図は読めない。


 ☆総括……
 
 以上で個別の感想は終了である。
 深読みとか、ぼかした記述は嫌いだし、それ以上に読み解く頭がないので断言は出来ないが、延々と続いた五人の探偵ごっこは頭狂人のゲームで終わりを迎える。今回この書評を書くに当たって色々と考え直したりもした。そういえば最終章は「Q?」になっている。この点に意味があるのか。そう例えば、この事件よりも後のものが別の章にあってみんな生きているという考え方は……出来ない。日付が振っているというのもあるし、何より死んでしまった044APDの存在が時間軸をはっきりとさせている。
 最終章の話を総括で続けて申し訳ないが、考えるならばあとはそのタイトル。「誰が彼女を殺しますか? 救えますか?」とあって、正式には殺しますかと救えますかは横並びである。つまり、頭狂人にとっては、この二つの結末はどちらも同義ということではないか。死ぬことが救済などと、本当にどこまでも茶番で手垢の付いたラストだが、この台詞は一つのポイントではないかと思う。説得を試みるも誰も相手にしない頭狂人が最後に言う。

  「(前略)探偵ごっこ、楽しかったよ」

 これで終わりなのだ。それ以外にも、もうこのゲーム以上にスリルを味わえるものはないといった趣旨の発言もしているし、恐らく頭狂人の探偵ごっこはこれで終わりなんだろう。でも続編が出た。どういう感じで続けるんでしょうかね。

 という訳で、こんな感じのよく分からない結末なので、結末がはっきりしない作品が嫌いな方は読まない方が良いです。
 設定自体はまぁ悪くない。2007年に出た本だから、寝かせていたアイディアを発表する時期も間違ってはいなかっただろう。しかしながら、それだけである。自分で殺して出題するという形は、確かに設定としては新しいが、推理小説の形態としては、単純に誰が殺したのかという一項目が削れたに過ぎないし、緊迫感のない叙述ミステリだと言ってしまえばそれだけだ。いくつか面白いトリックはあったものの、単体で本書全体の評価を覆すほどの秀逸さでもないし、何せ一章毎に解決できるので、ただの短編集といってしまえばそれまでだ。
 では登場人物はどうか。実にステレオタイプな人間の集まりである。人を殺すことに罪悪感がないのなら、その点のみにクローズアップして彼らの日常を挿入するなり何なりしても良さそうなものだが、短い記述で頭狂人の独白が入るだけ。そして、明らかになる正体もそれを暴く楽しみやヒントが用意されている訳でもないので、これといった驚きもなく、教授に限って言えばそれなりのヒントというか墓穴は掘っているが、あざとさしか感じない。とにかく各人、描写があまりにも足りない。これがコミュニケーションの希薄なネットの世界を表現していると言われればそれまでだが、小説としては失敗だろう。
 緊迫感のない叙述トリックに、魅力の乏しい登場人物、そして誇大広告であったと気付かされる大したことのないオチ。どこを切っても中途半端な感は否めない。何度も言うが、設定はまだ良いのだ。秀逸とは呼ばないまでもだが。


 ☆どうしても納得の行かない方へ「俺が彼女を救えますよ」

 続編も読んでないのに、こんなこと書いても仕方ないのですが。
 一応頑張って、この状況下で頭狂人を救う可能性を模索してみました……おまけ程度にお読み頂ければ幸いです。
 椅子の配置は1,5メートル間隔で並んでいる。これが一つのポイント。
 そして頭狂人が教授の正体を知らなかったということと、彼女が起爆実験をしたときにクッションの上に乗っていた重石は水の入ったバケツであったということだ。
 一応教授は手を伸ばして隣のザンギャ君の椅子を手でどうにかしようとしていたが、何のことは無い。ゆっくりと、自分が椅子の上に立ちあがり、そして足を伸ばして隣の人の椅子を力いっぱい踏めば良いのだ。1,5メートルは手ではキツくても足なら届く。
 そして重さの問題であるが、頭狂人は教授が女子高生であることを知らずにこのシステムを作った。そして実験の映像で重石をしているのは水の入ったバケツ。起爆装置はソファの上にある重みで中の金具二つがくっ付いて電気信号を送ることで爆発しないというものだ。
つまり、一般的なサイズのバケツに水を入れた重さ以上に精一杯踏み込めば、誰か一人は立てるのだ。
 そして席順は確か左から、aXe、ザンギャ君、教授の並びであったと思う。だから手順としては、
 ①まず教授が椅子の上に立つ。
 ②aXeも椅子の上に立つ。
 ③二人で真ん中のザンギャ君の椅子に足を伸ばして、二人がかりで思いっきり踏む。
 ④ザンギャ君の椅子は重石がいらなくなったので、彼がどこかに重石を探しに行く。頭狂人の椅子が起爆装置であった場合、彼女を立たせて爆発する可能性があるからだ。あと、教授たちの足が限界になると困るのでこの人たちの分も探しておくと良い。
 ⑤山の中なので重石は見つかる。その重石を頭狂人の椅子に置き、彼女を立たせて2、3発殴った後に爆弾を解除させる。

 この方法も確かに不完全ではある。片足で、果たしてバケツ一杯分の重さを出せるのかとか、椅子には手すりが付いているので踏みにくいかもしれないとか、重みを加え続けたまま立ち上がるのは可能かとか。しかし作者が積極的に否定する材料を書いていない以上、この方法で本格推理的には解除可能である。そして前述したようにタイトルが頭狂人の問題を意味しているなら、可能である。何故なら王手飛車取りであっても、このゲームは詰んではいないのだ。しかし、王手を回避して失う飛車とは何だろうか。頭狂人のプライド程度で済むのが無難だろうが……

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年齢:
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1984/06/25
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自己紹介:
 24歳、独身。人形のゴジラと二人暮し。契約社員で素人作家。どうしてもっと人の心を動かすものを俺は書けないんだろう。いつも悩んでいる……ただの筋少ファン。
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